読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2013-11-23から1日間の記事一覧

いくら恋しても人の理解には至らない 大岡昇平『花影』

感想が書きにくい小説である。 大岡昇平『花影』講談社文芸文庫。 ちなみに講談社文芸文庫は大好きです。 ネタばれ注意。 主人公葉子は40歳手前の元ホステス。 16の時から男と共に生きてきた女である。 甲斐性なしの愛人から、彼女が別れた時から物語は始ま…