読書録 本読みの貪欲

近畿地方の某田舎町で一人暮らし中。

観た映画

映画『屍者の帝国』観て来ました!

題名のとおり。映画館へといってきました。 観終わった感想を一言で言えば「あれ、こんな話だっけ?」 という感じ。原作とは、良くも悪くも物語が大きく変わっていた。原作よりも好きかもしれない、というのが自分としての感想。物語の要素を単純化すること…

今更ながら映画『インターステラー』感想。

年末、映画館へ行ってきた。2014年の見納めは『インターステラー』だった。今更かよ、との声が聞こえてきそう。昼間にしかやっていないので年末の休み気分に乗じてに行ってきた。年末とはいうものの平日のお昼に映画館。ちょっとした罪悪感もスパイスに、と…

モスクワ国際映画祭最優秀作品賞受賞!桜庭一樹原作映画『私の男』を観てきた!

昨日は7月1日だった。毎月1日に連続殺人の被害者が発見されるサスペンスといえばアンドレアス・グルーバー『黒のクイーン』。 でも一般的にいえば、毎月1日は映画の日でしょう。ということで、映画を見てきました。 以前、我が田舎町では『私の男』の上…

無料映画 『Saving 10,000 自殺者1万人を救う戦い』レネ・ダイグナン監督

もちろん私は日本が好きである。 その一方で、日本社会が決して生きやすい社会ではないことも知っている。 日本社会での生きにくさは、自殺者が10年間で30万人という数字に表れている。 30万人とはアイスランドの人口程であるという。 自殺についての映画を…

『第9地区』 ニール・ブロムカンプ監督

DVDで観ました。 以前から気になってはいたものの、宇宙人が攻めてくるパニック映画、ホラーSFだと思い込み敬遠していました。 DVDのパッケージも恐ろしげですし。 が、それは勝手な思い込み。そこまで怖いものでもないらしいとのことで、ようやく観ました。…

GWだし、本屋へ行って、意識高い系について考えて、ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』を観た。

今週のお題「ゴールデンウィーク2014」GWである。黄金週間である。ということで、車で大きな本屋へ行ってきた。文庫本を眺めていると、恐ろしいやりとりが聞こえてきた。 若い男の人と店員さんの会話。男の人:ブルーバックスってどこですか? 店員さん:ブ…

『HACHI 約束の犬』 ラッセ・ハルストレム監督

世の中には二種類の人間がいる。 すなわち犬が好きな人間と猫が好きな人間だ。 本と同じぐらい生き物が好きです。 昔から動物が好きだった。 小学校低学年の時、誕生日プレゼントに「いぬとねこの図鑑」を買ってもらった覚えがある。 当時はアパート住まいだ…

原作と比較。映画『そこのみにて光輝く』呉美保監督

函館には住んでいたことがある。 佐藤泰志の原作はもちろん既読。 先入観ありまくりの映画鑑賞をしてきました。 映画、原作ネタばれあり『そこのみにて光輝く』感想 原作を読んだことがある作品を、映画で観ることはあまりしない。 むしろ普段はできるだけ先…

18禁かつカンヌ映画祭最高賞受賞作『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督

映画館へ行ってきた。 映画を見る際は、できるだけ事前情報を仕入れないようにしている。 情報化社会ではどこにネタばれが転がっているか分からない。 面白そうな題名やポスターだなと思ったら、苦手なホラーでないことを確かめて、映画館へ向かう。 映画館…

映画館へ行ってきた! 『LIFE!』 ベン・スティラー監督

二日酔いの朝は何もしたくない。 痛む頭で就活についても、人生についても考えたくない。 でも、それではいけないだろう。 なんといっても日曜日。二日酔いでせっかくの休日を棒に振るのはもったいない。 ということで二日酔いでも楽しめるレジャー、映画館…

アカデミー賞を観る 『それでも夜は明ける』 スティーブ・マックィーン監督

映画館で観てきた。 アカデミー賞作品賞受賞作『それでも夜は明ける』。 がっつりと観客に迫ってくる映画。 久しぶりに時間の経過を感じさせない映画を観た気がした。 痛い、映画 前にも書いたが、私に映画の善し悪しは分からない。 だけど、感じることはで…

就活、上京、『東京難民』

東京から失礼します。就職活動で東京に来ている。 1泊2日で3万5千円ほどかけての説明会参加。 有楽町のサンマルクカフェにて本稿の下書きをしていたところ、隣の席の学生風の男がコーヒーを半分も残して席を立っていった……トウキョウ怖い……もったいない…

それでも人は宇宙を目指す 『ゼロ・グラビティ』

アルフォンソ・キュアロン監督『ゼロ・グラビティ』を見てきた。今更、と言うなかれ。 日本において、物事は東京および東京を含む関東圏を基準として語られることが多い。 日本の人口の四分の一は関東圏に集中しているとも言うし、ある程度はしょうがないこ…

『まだ、人間』 松本准平監督

気分が落ちた時、私たちには二つの選択肢が与えられている。(1)明るいコメディー映画を見たり、エンタメ小説を読み、気分を盛り上げる (2)シリアスな映画を見たり、暗く哲学的な純文学を読み、落ちた気分をとことん味わう私は(2)鬱戦略を採択する。 大学生…

100%純愛映画を見て純愛について考える。 高橋泉監督『ある朝スウプは』

就活をしている。 先週の日曜日のこと。 とある会社の選考会へ行き、筆記試験を受け、落ち込んで帰って来た。 研究室へ行かないと、と思いながらもどうしても行く気がしない。 それでは図書館にでも行こうかとも思ったが、こちらもどうも行く気がしない。 そ…

『100万円と苦虫女』 タナダユキ監督

100万円というのはキリのよい数字だ。 昔見ていたテレビ番組でも課題に成功した時の報奨金は100万円だったし、尊敬する元バイト先の店長も「100万円は手元に貯めておけ」と言っていた。 100万円あれば次の手が打てる。 スズコの100万円戦略 本映画の主人公ス…

初詣と映画鑑賞  荒戸源次郎監督『赤目四十八瀧心中未遂』

初詣に行ってきた。 おみくじ引いた。 凶だった。 「願い事 叶い難し」 「健康 心労」 「旅立ち 思いなおせ」 就活生の私。 神様はお見通しか?次いでにはてなのブログみくじを貼っておく。 こちらは中吉。 はてなブログおみくじ2014 さて、本題。『赤目四十…

変な夢を見たので、映画『シャッターアイランド』を観た。

不思議な夢を見た。 ミステリチック(≠ミステリアス)な夢である。 教授風の年取った男と白衣を着た若い女。彼らは連続殺人犯。 男が指示を出し、女が実行する。 第一の殺人の被害者は若い女。 犯人女と被害者女は恋愛関係にある。 二人は暗い個室で抱きあって…

夢のない男は良き父になろうとした ロバート・デニーロ監督『みんな元気』

お父さんは悲しい。 元会社人間、自らの家庭の一面しか知らなかった男の悲哀。 親の心子知らずとは良く言うが、この映画は、子の心親知らずな父親と、親の心を十二分に慮った子どもたちによる物語である。 ロバート・デニーロ監督の『みんな元気』 1990年に…

本当は好きなものは好きと言いきりたい 『ショーシャンクの空に』

好きな映画は何かと問われたときに、俗に言う「名作」の名をあげるのは恥ずかしい。単なる自意識過剰だが。 しかしここは匿名ブログなのでこの問いに堂々と応えようと思う。 私は『ショーシャンクの空に』が大好きである。 映画鑑賞歴も短く大量の映画を見た…

復讐と『未来へ生きる君たちへ』送るのメッセージの間

『未来を生きる君たちへ』という映画を観た。デンマークを舞台にしたデンマークの映画である。私にとっては、初のデンマーク映画。 スサンネ・ビア監督による2010年の映画である。 ちなみにアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。 原題(デンマーク語?)の意は「…

確かに斬新な設定の映画でした クレイブ・ギレスピー監督『ラースとその彼女』

ラースの彼女ビアンカはラブドール。 コメディーかと思いきや真面目なビルディング・ストーリー。 もてない男が自棄でラブドールを彼女にした、という話ではない。なにしろラースは町中の人々から愛されている。しかし大人になりきれず、コミュニケーション…

若松孝二監督『千年の愉楽』 中山健次原作

だいぶ前の話だが、若松孝二監督の遺作『千年の愉楽』を観た。 海辺の路地を舞台に、産婆の主人公と、彼女のとりあげた男らの生き様が淡々とした描写によって炙り出されていく。男たちはその体に流れる女狂いの血にあがらい、もがきながら、何かを求めるよう…