【日記】本を探す、それだけの話。
昨夜読んでいた本が、見つからない。
明日は土曜日だから掃除をしようと思っている。片付ければ、きっと本はどこかしらから出てくるだろうとは思う。
でも、その本は、今、読みたいのだ。
どこでも読書する人間であるし、さらに、複数の本を同時読みする人間でもある。
家事の合間や、朝の出勤準備のちょっとした隙間時間にも本を開く。
そして、読み終わった本はそのあたりに置いてしまう。
これがいけないのだ。
昨夜読んでいた本、と書いたが、確か、今日の朝もページを開いたはずだ。
今朝読んだ本は二冊あるが、そのうちの一冊は、テーブルの上にある。こちらの本は布団の上から、無事にテーブルまで移動したのだ。
お目当てのもう一冊は何処だ――書いているうちに記憶が戻ってきた――洗濯機の上だ!
ずぼらで雑な人間の手元へ来てしまった本たち。可愛そうに。
しかしそれらの本たちの犠牲の上に今の私は成り立っているのだ。
本を置くのにちょうどいい高さなんだよな、洗濯機。