読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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【日記】社会人の夏休み

 明日から夏休みだ。社会人になって初めての夏休み。
 入社当初、夏休みは3日だと聞いて絶望した。二ヶ月連休だった大学生のころから比べるとなんと短いことか。しかし働き始めて、3日も休めるということは凄いことだということが徐々に分かってきた。土日もあわせると5連休だ。5日も会社がストップする。これはなかなか大変なことだ。何が大変かは、新入社員の私に聞かないで欲しい。でも、休み前の数日はなんだかんだ忙しかったし、会社全体の雰囲気もどことなく浮ついていた。なんだかんだ言ってみんな夏休みは好きなんだなあ、なぞと思ったりした。とにかく5日も休めるのは久しぶりだ。

 さて。問題なのは、この休みで何を読むかである。
 積読本の消化にあてたいと思っていた。具体的にはドエトフスキー『白痴』をそろそろ本腰入れて読みたい。
 が、先ほどついついアマゾンさんを覗いてしまった。
 クリックする度に、魅惑的な本が次々と目の前を通りすぎていく。魅惑が誘うと書いて、誘惑。誘惑されましたとも。

 結局、伊藤計劃虐殺器官』(最近、本屋へ行くたびに山積みされている・・・・・・再読用)とフィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』(ずっと気になっていたタイトル。ディック4冊目、かな?)を購入。SFに流されました。どうやら自分の中では、長期移動=SFという方程式が確立されつつあるらしい。夏休み、久しぶりに実家に帰ろうと思っている。

 ところで伊藤計劃の映画、どうなるんでしょうね。
 『屍者の帝国』『ハーモニー』『虐殺器官』の中では、『虐殺器官』が一番好きだ。今まで読んだSFの中で一番好きかもしれない、というくらい好きだ。だからこそ、見に行くのが怖い。ということは、様子見のためにも『屍者の帝国』から行くべきだろうか。19世紀の小説の登場人物たちがどのような造形で銀幕の上を走り回るのかはやっぱり気になるし・・・・・・アレクセイ。

 なんだか、いろいろと楽しみになってきた。
 今晩は、読みかけの新書やエッセイを眠くなるまで読もうかな。社会人になってから、毎晩の読書もあまりページが進まないうちに寝入ってしまうようになってしまい、捗らない。寝貯めもいいけど、読み貯めもしたい。もちろん積読の消化もしたい! そういえば感想をブログに書きたいと思っている本も溜まってきている。書き貯めもしときたい。
 とにかく夏休みだ。楽しまねば。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)