読書録 本読みの貪欲

地方在住三十路女の読書日記。趣味が読書と言えるようになりたい。本のほかには犬と魚が好き。

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サカナイフSAKAKNIFE (TAPP Craft)購入。ハマチ相手に使ってみた。

サカナイフSAKANIFE(TAPP Craft)購入!

 初心者でも簡単に捌けるという噂のサカナイフSAKANIFE(TAPP Craft)を購入した。
 


 魚用にはマキリ包丁と出刃包丁を持っていたが、小アジやイワシを捌くのに出刃包丁では大きすぎて取り回しがしにくいと感じていた。そのため刃渡り10~12センチ程度の小出刃を追加で買おうかどうか悩んでいた。新たに包丁を増やすほど、魚を捌くかといえばそうでもない。しかし知人の家で小出刃包丁を借りアジを捌く機会があり、適したサイズの包丁を使うことの利点は身にしみていた。
 そんな折に、職場で購読していた水産系の新聞にこのサカナイフのことが掲載されており興味を持った。サカナイフの刃渡りは約10cm、ちょうど小出刃と同じくらいのサイズである。

 サカナイフとは、クラウドファンディングMakuakeにて誰でも簡単に魚を捌けるようになることを目標に開発された、まさしく魚に特化したナイフである。その形状は、いわゆる包丁とは大きく異なる。ぎざぎざのノコギリ状の歯がついていたり、J字状に先端部が尖っていたり。鱗落とし、頭部の切断、三枚おろしまで一本でできるようになっている。刃渡りは短いものの、大型の魚を捌くのにも使用できるという優れものである。刃には、H-1鋼という海水を使用しても錆びにくい材質を使用しているそうだ。そういえばホームセンターで買った安物のマキリは、何度か酷く錆びさせてしまったことがあった。魚用の包丁が錆びにくいというのはとてもありがたい。
 値段は専用のシャープナー、説明DVD付きで15000円ほど。決して安くはない。15000円あれば、家庭用包丁であれば、そこそこ良いものが購入できる額だ。

 しばらく考えた末にサカナイフを購入した。決め手となったのは、このサカナイフが両刃であり両利きに対応していること。夫が左利きであり、結婚前から私が持っていたマキリと出刃は私専用となっていたからだ。合わせて専用ホルダーも購入。調理器具を入れている引き出しに収納することを考えてのことである。
 数日後、サカナイフが我が家にやってきた。

箱がかわいい。

サカナイフとホルダー。

ホルダーを外す。独特の形状の刃。



魚を捌く機会

 さっそく使ってみたいが、改めて考えると、魚を捌く機会って普通に生活しているとなかなかない。総務省の家計調査によると2世帯以上の家庭の生鮮魚介類に対する年間支出額は43600円、24.8kgだそうだ(2017年)。ひと月あたりに直すと、3633円と2.1kg。額だけでいえば、我が家は平均と同じくらいは支出している。重量はよくわからない。それでもその中で丸魚を買う機会は月に一二度程度であるし、丸魚を買うほとんどの場合は買った店で内蔵をとって三枚におろしてもらう。捌く場合は、釣り好きの知人から釣果の一部を分けてもらうときや、漁協の朝市で安く魚を手に入れたときくらいだろうか。
 私は魚を捌くのが上手くない。上手くなりたいなという気持ちはある。しかし実際に捌く機会がなければ上手くなることはないだろう。そしてその機会は自分で作らない限り、やってこない。
 現実問題としては、共働きの夕食に丸魚を捌いて調理するのは難しい。なので、まずは休日に、魚を捌く機会を少しずつ増やしてみようと思う。恵まれていることに、車で行ける範囲にあるいくつかの漁協では土日に朝市が行われる。近所の産直市場でも、捕れたての魚がおいてある。丸のままの魚が沢山おいてある安売りスーパーも見つけた。捌いた後の片付けが億劫であるという問題はあるものの、そこもどうにか工夫しよう。月曜日がゴミの日だから、日曜日に下ろせば次の日すぐに回収される。

ハマチを捌く

 購入からおよそ一週間。ようやくサカナイフの出番がやってきた。近所の産直市場に釣りたてのハマチ(ブリの子供)が売っていたのだ。40センチくらいある。ただし情けないことに、売り場のお兄さんの「下ろしましょうか」の声につい「じゃあエラとお腹だけとってください」と答えてしまったため、一から捌く機会はまた次にお預けだ。
 

1kgほどのハマチ(小型のブリ)。

家で魚を捌くときに個人的に何がめんどくさいかといえば、1に小骨取り、2にウロコ取り、3にエラはずし、なので、そのうちの2と3を無料でやってもらえるならそれに越したことはない。内蔵もついていると悪くなるし。
 お兄さんはさすがに慣れた手付きであっという間にハマチを処理してくれた。かっこいい。

 さて、ここからがサカナイフの出番である。

動画を見てイメトレしていたにも関わらず、実際の魚を前にすると、どうするんだっけと戸惑った。付属の説明書を広げながらサカナイフを動かしてみる。トレースラインを引くJ字状の刃の使い方が一番戸惑ったが、しかし見よう見まね使ってみると、とても気持ちがよく線が引けた。他の刃もよく研げており、気持ち良く使えた。頭も落としたが、軽い力で切断できて驚いた。
そしてなんとか三枚に下ろしてみた。

結果がこちら。サカナイフを使えば誰でも簡単に捌けるとは言っても、初心者がいきなり綺麗に魚を捌けるというものではなさそうだ。要練習。もっと数をこなしてみたい。

しかし綺麗とはいえないが、自宅で家族で食べるには十分だ。半身を刺身となめろうにして食べた。残り半身はアラと共に炊こうと思う。

まだ1匹しか捌いていないので、サカナイフの購入が私のQOLを上げたのかどうかは分からない。しかし高い買い物をしたのだ。これを良い機会とし、魚料理の経験値を積んでいきたい。