読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『枯木灘』の前日譚 芥川賞受賞作・中上健次『岬』【読書感想】

疲れている。 用事があって横浜まで行ってきた。夕方の飛行機で田舎町に帰って来て、夕食を食べ、今この文章を書いている。そしてとても疲れている。 久しぶりに都会に出たせいか、長時間歩き回ったせいか、昨夜見た嫌な夢のせいか(教授にハードな実験日程を…

『依存症ビジネス 「廃人」製造社会の真実』デイミアン・トンプソン【読書感想】

年末年始に読んでいた本。『依存症ビジネス 「廃人」製造社会の真実』。お正月に読む本じゃない気がするが、気にしない。読んだところ、現代社会の一面、しかもなかなか日の当らない一面を見事に切りとった本であった。 それからサブタイトルがよい。『「廃…

究極の自業自得 メアリ・シェリー原作小説『フランケンシュタイン』(森下弓子 和訳)【読書感想】

日本で最も知られた西洋妖怪の一人が「フランケンシュタイン」だろう。 本書を読む前のイメージは、顔色の悪いつぎはぎだらけの人造人間、といったものだった。雑学知識が豊富な方は、このフランケンシュタインというのが、妖怪自体の名前ではなく、妖怪を作…

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』内田樹【読書感想】

学生の本分である学業で忙しいのと、にも関わらず、ドストエフスキーの長編小説(『白痴』。新潮文庫で300ページくらいしか読んでいないけど、なんだか恋愛小説っぽい。面白い)を読み始めてしまったので、なかなかブログの記事を書く時間が取れない。ぼおっ…

開高健『人とこの世界』【読書感想】

年末から年始にかけて読んでいた本の感想を書いておこうと思う。開高健の人物エッセイ『人とこの世界』。 人物エッセイと書いたが、適当な語が見当たらない。裏表紙のあらすじには「人物フィクション」という言葉がある。著者は、作家や詩人や芸術家について…

『神、この人間的なもの―宗教をめぐる精神科医の対話―』なだいなだ【読書感想】

海外ニュースを見る。嫌な事件が多い。 宗教とは何か、考える。どうして人類は宗教を生みだしたのか。個人的には個々の宗教の教義よりも、「宗教」という仕組み自体がどうして生まれたのか、社会および個人のなかでどのような役割を果たしているのか、という…

2015年 本屋はじめ【読書日記】

今週のお題「年末年始の風景」〈今週の一枚〉 ベッドを窓際に置いている。 朝、目が覚め上半身を起こすと同時にカーテンを開ける。天気予報は見ないので、毎日の天気がその日起きてからのお楽しみになっている。晴れていると嬉しいし、天気が悪いと少し憂鬱…

広大な宇宙と人生 映画『インターステラー』感想。

年末、映画館へ行ってきた。2014年の見納めは『インターステラー』だった。今更かよ、との声が聞こえてきそう。昼間にしかやっていないので年末の休み気分に乗じてに行ってきた。年末とはいうものの平日のお昼に映画館。ちょっとした罪悪感もスパイスに、と…

【日記】2015年の読書目標。元旦広告を読む。

あけましておめでとうございます。 学生時代最後の追い込み。大晦日も元旦も研究室で過ごしています。 昨日から2015年。5で割り切れるから好きと言ったら友達に笑われた。2014、26という数字より2015、27という数字の方がずっと好きだ。 正月の朝。私はいつ…