読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

厚表紙+ゴムバンドノート!LEUCHTTURM1917 AGENDA購入!

新しいノートを買った!半ば衝動買いのようなものだった。後悔はしていない!今回新たに手を出したのは「LEUCHTTURM1917」のアジェンダ。LEUCHTTURMはロイヒトトゥルムと読むらしい。覚えられない。ロイヒト、トゥルム。ドイツ語。モレスキンからの移行候補…

中島らもの長編小説一気読み!『ガダラの豚』

久しぶりに小説の一気読みをした気がする。 中島らも『ガダラの豚』を読んだ。これがとにかく面白い。 祝日1日を読書に使ってしまったではないか。せっかくの秋晴れだったのに。 とにかく面白かった。 内容を説明するのは難しい。 主人公の大生部はアフリカ…

デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』

推理小説である。 昨年末、各種ミステリ本で話題になっていたときから気になっていた。 ネタばれ注意。推理小説に連続無差別殺人犯は似合わない。 動機のない殺人事件、たまたまそこにいたから殺した、という自白シーンでは、読者である私たちは納得しない。…

ブルータス、お前もか…シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』【読書感想】

ジュリアス・シーザー、ラテン語読みではユリウス・カエサルといえば名セリフ「ブルータス、お前もか」。 この言葉を有名にしたと思われるのが、シェイクスピアの悲劇『ジュリアス・シーザー』である。未読だったが、ちくま文庫のシェイクスピア全集で新たに…

三連休と本

先週末は三連休だった。特に何もしなかった。あえて言うなら魚介をいっぱい食べた。おいしかった。 ほんと普段通りの休みだった。秋空は先日の大雨が嘘のようにきれいに晴れていた。私のなかで普段通りの休日ということは、本屋へ行き図書館へ行った、という…

手書き日記に「書くこと」について書いてみた

今週のお題「書くこと」書くことは好きだ。特に、手で書くことが好きだ。というか文房具が好きだ。 普段、人に言えないことは、手書き日記に書いている。あえてその日記に「書くこと」について書いてみた。 使っているノートはモレスキン。ペンはJET STREAM…

時は21世紀。『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L・ユーリン(柏書房)

ブログを書く人間にはブログ論好きも多いようだ。 という私もそのようなエントリーがあれば、ついつい読んでしまう。本を読むことが三度の飯と睡眠並みに好きな私は読書論も大好きで、本に関わるエッセイや新書は好きなジャンルの一つである。 先日、『それ…

現代語訳!豪華訳者陣!『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』が欲しい

本屋および図書館の棚の一角を占めるカラフルな本たち。 『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』全30巻だ。 読もう読もうと思いつつ、まだ『ロード・ジム』と『存在の耐えられない軽さ』と『巨匠とマルガリータ』しか読んでいない。ハードカバーで、それなりに…

アメリカの古典不倫小説『緋文字』ホーソーン【読書感想】

光文社古典新訳文庫から出た小川高義訳『緋文字』(ホーソーン著)を手にとった。この文庫本には、小説には珍しい「訳者まえがき」がついている。 ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』は、アメリカ文学史にあって定番中の定番というべき作品である。多くのア…

対詩を読む 四元康祐×田口犬男『対詩 泥の暦』

詩の善し悪しは分からない。 国語の授業はちゃんと聞いていなかったので(授業時間=読書時間と勝手に定義し本ばかり読んでた)、詩の歴史も読み方もよく分からない。 けれども詩っていいなあと思う。 対詩というもの 対詩、という言葉を知った。『対詩 泥の暦…

『貧乏は幸せのはじまり』岡崎武志

貧乏性である。 実際貧乏じゃないか、そして貧乏から抜け出せるあてもないじゃないか、と言われたらその通りでもあるのだが、経済状況如何に関わらず貧乏性であろうと思われる。 何故なら、物心ついたときから貧乏性であったから。 具体的な理由は分からない…