読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

米澤穂信『満願』【読書感想】

ある日、米澤穂信『満願』を原作とするドラマの宣伝を見た。そういえばこの本を持っていたな、長編ミステリかと思っていたが短編集だったのか、と思った。せっかくなので積読山から単行本を探し出し、開いてみる。6つの短編が収められており、ドラマ化した…

国分功一郎『暇と退屈の倫理学』を再々読中【読書日記】

国分功一郎『暇と退屈の倫理学』を再々読している。はじめて読んだのは、発売されてすぐの頃。本書は話題となっており、新聞の書評等にも取り上げられ、書店でも平台で並べられていたように思う。流行に流されやすい私は、「倫理学」という言葉の重々しさに…

ミラーレス一眼デビューします。OM-D E-M5 Mark2 衝動買い。

マイクロフォーサーズ規格であるミラーレス一眼レフカメラ、オリンパス「OM-D E-M5 Mark2」を衝動買いした。 以前から、カメラには興味があった。学生時代にはニコンのデジイチ入門機であるD5000を使用していたし、普段のカメラとしてはソニーのRX100を持ち…

【読書感想】はじめてのスパイ小説 ジョン・ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』

ある日本屋へ行くと、文庫本コーナーに「ハヤカワ文庫冒険スパイ小説フェア」なる棚ができていた。外交ジャーナリストであり、かつ作家でもある手嶋龍一氏が選書した冒険スパイ小説たちが並んでいる。黄色の帯が、暗い表紙絵のスパイ小説たちを鮮やかに彩っ…