読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2021-01-01から1年間の記事一覧

『セロトニン』(ウエルベック著 関口涼子訳)【読書感想】

セロトニンとは神経伝達物質であり、不足するとうつ病などを惹起させるという。幸福物質、などと呼ばれているのを耳にすることも多い。題名通り、本書『セロトニン』(ウエルベック著)は幸福についての物語である。 40代の白人男性である主人公は、幸福とは…

スティーヴンスン『宝島』【読書感想】

ミスター・トリローニは、スクーナーの出航準備を監督できるよう、波止場の旅亭に泊まっていた。そこまでは歩いたが、うれしいことに道は岸壁ぞいで、そこには大きさも艤装も国籍もとりどりの船がひしめいていた。水夫たちが、ある船では鼻歌まじりに作業を…

『光文社古典新訳文庫ベスト・セレクション for teens』が欲しい、かもしれない

タイトルそのままです。 そろそろまた長編の海外文学を読みたい欲が出てきたこともあり、次のゴールデンウィークに読む本を物色していた。前回の長編外文読書は正月休みに読んだユゴーの『レ・ミゼラブル』。『レ・ミゼラブル』は学生時代に挫折した本だった…

挫折本を読み返す。ヴィクトール・ユゴー著『レ・ミゼラブル』(西永良成訳)

「ところが、アンジョルラスには女がいない。彼は恋をしていないのに、勇猛果敢になれる。氷みたいに冷たいのに、火みたいに壮烈になれるなんて、これこそ天下の奇観というもんだぜ」 アンジョルラスは聴いているようには見えなかったが、もしだれかがそばに…

2020年読書記録まとめ 読書メーターより

2020年読書記録のまとめ。 昨年は、例年になくたくさんの本を読みました。数えてみると、去年の倍。たくさん読んだ分、心に残った本も多かった一年でした。 しかし、その割にはあまり感想を書けていない&ブログの更新が出来ていない。『授乳』(村田沙耶香…