読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

面白いだろうと思う、けれどまだ読みたくない、そんな本。北森鴻『天鬼越』

今週のお題「最近おもしろかった本」 ついに買ってしまった。 その本は―― 本屋に並んでいた。いつの間にか文庫化されていた。文庫化されるぐらい時間が経っていたのか、と驚いた。買うべきかどうか、一瞬の迷い。私は買うだろう、と思った。手が伸びた。裏表…

倉橋由美子『シュンポシオン』

本が溜まっていく。 このところ、買ったり借りたりする本>読む本、なので、部屋にどんどんと未読本が溜まっていく。読もう読もうとは思うものの、無理してまで本は読むものでもなく、とすれば、寝る前の30分読書で消化できる量はたかが知れており、その結果…

おかあさんの本棚。

今週のお題「これ、うちのおかんだけ?」 今週のお題に便乗。ちなみにうちでは「おかん」という言葉は使わない。父も自分も兄弟も「お母さん」と呼ぶ。 両親はそれなりに読書好きだった。小さい頃から図書館に連れていってもらっていたし、子供たちが家を出…

一人暮らしと新聞。

引っ越してから2ヶ月。新しい町にも徐々に慣れてきた。 新生活も慣れてしまえばただの日常。新鮮な驚きも日々の煩わしさにかわる。 そんな日常の日々でちょっと悩んでいることがある。新聞だ。 一人暮らしの皆さん、新聞は購読していますか。 当たり前のよ…

初任給で買った本。『衣更着信詩集』

金曜日の夜だからビールを飲まないといけない気がする。 そんな社会人1年生の夜。 プルトップを開け、アルミ缶を傾けると、タンサンが喉を駆ける。 ビールを飲みたい、思いつつ飲む発泡性リキュール。 ゴールデンウィークからのダメ人間モードで、すっかり…

『火の賜物 ヒトは料理で進化した』 リチャード・ランカム著

究極のところ、私は「自分の人生とは何か」ということにしか興味がない。しかし「自分の人生とは何か」ということを考えるにあたり「人間とは何か」という問いは避けては通れないし、「人間とは何か」という問いに対するアプローチは多々あるとは思うが、そ…

『頑張って生きるのが嫌な人のための本 ゆるく自由に生きるレッスン』海猫沢めろん

魅力的な題名だ。『頑張って生きるのが嫌な人のための本』。再読だが、二回ともこの題名にやられた。自己啓発本だろうと思いつつも思わず手にとってしまう。だって頑張って生きたくないんだもん。そのうえ、頑張って生きたくない、と自覚してしまう真面目さ…