2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
もうすぐ映画化ということでアガサ・クリスティーの『ナイルに死す』を再読。久しぶりのクリスティーです。ナイル川クルーズで起こる殺人事件をたまたま居合わせた探偵ポアロが捜査し推理し解決するというミステリー。プロットだけを見れば典型的な推理小説…
欲しい本がたくさんある。各出版社の新刊も気になるし、お金に余裕が出来たら是非買いたい全集もある。しかし年末に引っ越す予定があるので、物としての本を買わないようにしている。同時に少しずつ本棚の本も片付けて段ボールに箱詰めしている。 今のアパー…
私たちは生きているのか? この問いに、特に悩まずにイエスと答えられる私は幸せである。思考と肉体はイコールであり、肉体の死はすなわち人格の死である。肉体の死の定義は確かに微妙な点はあるが、しかし、それでも分かりやすい世界に住んでいる。 さて。…
北森鴻さんの長編ミステリ『冥府神の産声』を読みました。 初読は小学六年生か中学一年生のときだった。「冥府神」と書いて「アヌビス」と読むのがカッコいいという、中二病的感性から手に取った一冊。初めて読んだときは、難しい話だなと思った。挫折したと…