読書録 地方生活の日々と読書

趣味が読書と言えるようになりたい。

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2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【日記】 嬉しかった言葉

今週のお題特別編「嬉しかった言葉 」 〈春のブログキャンペーン ファイナル〉 当事者になってみないと分からないことがある。 たとえば。 社会人になるということ。就職して1ヶ月。就職活動の影響か会社は怖いところだと思い込んでいた。しかし実際のとこ…

「サヨナラ」ダケガ人生ダ 『画本 厄除け詩集』井伏鱒二

井伏鱒二といえば『山椒魚』。小説家というイメージが強く、詩はほとんど読んだことがなかった。 それでもどこかで聞いたことのあるフレーズ「コノサカヅキヲ受ケテクレ」「サヨナラダケガ人生ダ」。井伏鱒二が、于武陵の漢詩『勧酒』を和訳したものだ。「人…

広い部屋を持て余す日々。西和夫『二畳で豊かに住む』

学生時代、初めの二年は6畳、その後は8畳の部屋に住んでいた。就職を期に引っ越した先のアパートは、六畳二間の2DK。43平米ほどある、一人暮らしには広すぎる部屋である。南向きの角部屋で、明るさと和室があることが気に入ってここの部屋に決めた。 住んで…

「MADE IN TOKYO」な大学ノートを衝動買い!

先日の夜。持て余していた時間を有効に使うべきであると結論付けた。一人でできる有効な時間の使い方。趣味がある人間は良い。その時間を趣味に費やせばよい。では、趣味のない人間はどうすべきか。私は勉強しようと思った。真面目系クズ人間の本領発揮だ。 …

【日記】欲しいものがない、ということ。

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」〈春のブログキャンペーン 第3週〉 好奇心が強い子供だった。 欲しいものはいっぱいあった。 社会人になって半月ほど経った。自分の内面の変わりように呆然としている。 学生時代を通し、ずっと頭を悩ませてい…

経済成長の先、われわれはどこへ行くのか。『路地裏の資本主義』平川克美

『路地裏の資本主義』を読んだ。角川SSC新書の一冊。普通の新書よりも一回り大きく、行間も広い。新鮮。 本書は資本主義とその周辺について考えるエッセイである。専門書ではない。「路地裏」という題名があるからと言って、直接的に路地裏について語られる…

古川日出男のショートショート 『夏が、空に、泳いで』

本に書かれた情景が、日常のふとした瞬間に立ちあがってくることがある。まるで白昼夢のように。あるいは。ある単語が思い浮かんだと思えば、その単語は脳内を漂い、やがて単語は意味を持った一節となり、そして私はかつて読んだことのある本の題名に思い至…

新生活、読書生活。

今週のお題特別編「この春に始めたいこと・始めたこと」 〈春のブログキャンペーン 第2週〉 社会人になり2週間ほどが経った。桜は散った。ブログの更新が止まっている。読書欲が減退している。 まだ研修期間なので時間的には学生時代よりも余裕がある。それ…