ストレスと本への衝動【読書日記】
ストレス解消法は世の中にいくつもあって、きっと人それぞれお気に入りの方法があるだろう。
どうやら私にとって、それは本の衝動買いであるようだ。
最近、そこそこストレスフルな生活を送っているのだけれど、びっくりするくらい部屋の中の本が増えている。
目に見える分はまだいい。物としての本が残るので、未来の自分へ罪悪感を覚えさすことができる。
問題は電子書籍だ。
クリック一つで本が買えてしまう。データなので物として残らない。場所を取らない。
この気軽さがそのままハードルの低さとなって、浪費へとつながっていく。
ストレスが溜まっているときは、「この本面白そう!」が「欲しい!」に、そして「これ買う!」と直結している気がする。
わかっている、このままでは駄目だって。怖くてレシートもamazonの履歴も見返せない。一冊一冊は安くても、なんだかんだで万単位で本を買っている気がする。きっと高い単行本もちょっとマイナーな詩集も買えちゃうくらいの浪費をしている。
なんだか、ほんとに、自分が残念だ。
そしてこの文章を書いている今だって、高級ブランドのバックや時計に金を使っていないだけマシと思っている自分がいる。自己嫌悪。
でも(この期に及んで言い訳する)、衝動買いした本の一冊『吉野朔実は本が大好き』は一生大事にすると思う。