読書録 本読みの貪欲

人生2度目の転職をしました。ミステリ、海外文学、文房具に犬と魚が好き。

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転職とノート

  結局、転職をすることになった。

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 無事、新たな就職先も決まり、3月から通うこととなる。
 いずれ機会があれば転職活動のことも書こうかと思うが、地方でも少子高齢化による労働者不足の影響が顕在化しているためか、今回の転職活動はそこまで苦労せずに済んだ。とりあえず一安心。
 今の仕事ーー学生時代に学んだことがダイレクトに活かせ、社会的貢献度も高い(と思われる)、全国的にみても結構珍しい仕事ーーに未練がないかといえば、実はものすごくあるのだけれど、転職することを決断したことは自分自身である。無いものねだりはやめよう。

 転職するにあたって欲しくなるのが、新しい文房具類である。支給品や社内品があるのかもしれないが、ノートや手帳の類は入社前に買っておいても損はないだろう。久々のノート選びだ。新しい仕事に思いを馳せながら、インターネットを覗く。未知の世界と白紙のノートを前に気分は高まる。

 今の仕事では、ロイヒトトゥルム1917のB5サイズの手帳の後方についているノートページを使用している。手帳は月間ブロック形式で、その後ろに88ページ程もの横罫のノートが付いているのだ。表紙はソフトカバーで、裏表紙の内側にはお馴染みのポケットもついている。表紙が止められるゴムと栞紐もついており、けっこう気に入っている。

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(↑この間違えた手帳が、使ってみるととても便利でした)

 新しいノートの選定にあたりはじめに探したのが、ロイヒトトゥルム1917のこの手帳からスケジュール機能をなくしてノートにしたものだ。ロイヒトトゥルム1917は大好きなノートブランドであるし。しかし探してみたが、私の探査能力では見つけることができなかった。

 次いで探したのが、別メーカーで同様のノートがないかということである。モレスキンのエキストララージのルールド、ソフトカバーが一番近い。まさしくこれだ、といってもいい。ついついそのままの勢いで購入してしまいそうになったところで、ふと我に帰った。値段である。3000円。社会人が趣味に費やす値段とすれば、決して高い値段ではない。しかしノート、しかも仕事で使うノートに3000円は決して安くはない。
 他のメーカーで安いものがないかどうか見てみたが、見当たらなかった。 

 次 に思いついたのが、大学ノートにノートカバーをつけてみたら良いのではないかということである。
 ノートカバー。以前A5サイズのノートカバーを買ったことがあったのだが、素材の質感がどうしても気に入ることが出来ず、使わなくなってしまったことがあった。けれどもノートカバーを使用することで、安いノートの欠点である使い込むうちに表紙の端の方が摩耗してしまうという点が解決できる。この利点は大きい。使い込まれた大学ノートの感じもそれはそれで好きなのだが。
 ノートカバーを調べてみた。素材も機能も様々で、値段もピンキリであった。色々気になる製品はあった。しかし今回は、シンプルなものが良いだろう。

 転職前におけるノート選びで難しいのは、実際に働いてみたときに、どのくらいノートを取ることになるのか分からないことだろう。もちろん転職なので、配属部署も大まかな仕事内容も事前に分かるが、実務的なところは結局のところ働いてみなければ分からない。今まで生きてきたうちでの観察によれば、私は人よりアナログなメモやノートをとることが多いが(ワーキングメモリが貧弱なのです)、それでも新しい職場ではほとんどノートを取らない可能性もある。だからこそ、とりあえずはオーソドックスなものを用意しておくことが無難であろう。一冊めのノートを使い切る頃には、多少は仕事の流れが掴めるだろう。より働き方にあったノートを選ぶのはそれからでよい。

 インターネットで商品の写真を眺めていても、時間がある過ぎるばかりでどうするべきか決められなかったので、近所の文房具店へ足を運んだ。大阪や神戸まで足を運び文房具店を巡る旅をしたい気もしたが、そこは我慢。
 ノートカバーコーナーを見てみた。そこは棚のほんの一角に過ぎなかった。しかしそれでも複数のメーカーのノートカバーがある。いくつかを手にとってみた。意外としっくりときた。
 ノートカバーたちの中から、安価でシンプルなひとつを購入することにした。ロルバーン ノートカバーのブラック。値段は650円。ほんとうにシンプルであり、余分な装飾が一切ないところが気に入った。ノートカバーの手触りも高級感はないが、違和感もない。普段使いとして使い続けられそうな感じである。
合わせるノートは無難にツバメノートにしました。30枚の横罫のもの。個人的には厚いノートが好きだが、ここでも最初だからということで自重。久しぶりの標準サイズの厚みのノートは随分薄く見える。
ノートカバーをノートにつける。ノートカバーのノートを入れるポケットが深いので、しっかりと固定される。ノートカバーはもう少し厚みのあるノートにも対応してくれそうな余裕があった。ノート2冊使いもできそうだ。いずれは表紙が派手で敬遠していたライフのノーブルノートなども合わせてみたいと思う。

新しい仕事、新しい職場、そして、新しい同僚。考えると緊張する。しかしこれだけは、どうしようもない。覚悟を決めて飛び込むしかない。そんなとき、お気に入りの文房具はそっと私を支えてくれることだろう。新しいノートを使うことを楽しみに、転職初日を待ちたいと思う。